パソコン版 Google ドライブ
クラウドのファイルと、PCの中のファイルはどう対応しているか

Google ドライブ(Web)に見えるフォルダ・ファイルと、Finder/エクスプローラーに見えるフォルダ・ファイルの関係を、「実体(データ本体)がどこにあるか」を軸に整理します。

実体のあるファイル(データ本体を持つ) プレースホルダ(名前と場所だけ。中身は必要になったら取りに行く) チェック=PCにも実体あり 雲=クラウドのみ

1. 全体像 — 常に「上(クラウド)」と「下(PC)」の二層

パソコン版ドライブは、この二層のあいだで変更を写し合う仲介役です。どちらか一方で追加・編集・削除すると、もう一方にも同じことが起きます(削除も伝わる点に注意)。

Google ドライブ(クラウド)=ドライブの正本がここにある マイドライブ 自分のファイル。同期方式を「ストリーミング/ミラー」から選べる 共有ドライブ 組織で共有。方式は常にストリーミング固定 パソコン(Computers) PC側で「同期するフォルダ」に指定したローカルフォルダの写し。常にミラー パソコン版 Google ドライブ(常駐アプリ) あなたのPC(Mac/Windows) 「Google Drive」として見えるフォルダ Mac(ストリーミング時): ~/Library/CloudStorage/GoogleDrive-アカウント/ 元からあるローカルフォルダ 例: ~/Documents/案件、~/Pictures など 「同期するフォルダ」に指定できる

2. 同期方式を切り替えて、実体の置き場所を見比べる

ボタンで方式を切り替えると、下の図で「どこに実体があるか」が変わります。

▼ クリックして方式を選択(選択中は青く沈んだ状態で表示)

クラウド:マイドライブ PC:Google Drive フォルダ

3. ストリーミングで「ファイルを開く」と何が起きるか

ストリーミングは「オフラインでは使えない」と単純化されがちですが、実際は開いたものはPCに残るので、途中からは部分的にミラーに近づきます。

Finder上:名前だけ ディスク使用 ≒ 0
① 一覧に並ぶが実体はクラウド。雲マークが付く。
ダブルクリックで開く その場でダウンロード
② 開いた瞬間に中身を取得。以後はローカルにキャッシュとして残る。
「オフラインで使用可能」 右クリックで指定
③ 指定したフォルダ/ファイルはキャッシュ扱いでなく常時保持。チェックマークに変わる。
編集して保存 オフライン中の変更は後で送信
④ 保存すると自動でクラウドへ。ネットが無い間の変更は溜めておいて再接続時に送る。

4. 一覧比較

観点ストリーミングミラーリングパソコン上のフォルダ同期
実体の場所クラウド。開いたものだけPCに残るクラウドとPCの両方PC(元の場所)とクラウド「パソコン」の両方
PCの容量ほぼ使わないマイドライブ全体分を消費元からあるので追加消費なし
オフライン「オフラインで使用可能」に指定したものだけすべて可すべて可
対象マイドライブ・共有ドライブマイドライブのみ(共有ドライブは不可)任意のローカルフォルダ
PC側の見え方(Mac)~/Library/CloudStorage/GoogleDrive-アカウント/(Finderの「場所」に表示)既定は ~/Google Drive/(場所は変更可)元のフォルダのまま。アイコンに同期状態が付く
向いている人常時ネット接続・ディスクが小さい・大量ファイル移動先で確実に使う・ローカル速度重視既存の作業フォルダをそのままクラウドにも持ちたい
誤解しやすい点
・これは同期であってバックアップではありません。PCで削除するとクラウドでも削除されます(ゴミ箱に30日残る)。ランサムウェアや誤操作の対策としては別途スナップショットが必要です。
・Google ドキュメント/スプレッドシートはPC側に実体を持ちません。.gdoc 等のショートカットが置かれ、開くとブラウザに飛びます。
・ミラー→ストリーミングに切り替えるときは、未同期のファイルがクラウドに上がり切ってから古いローカルフォルダを消してください。先に消すと失われます。
・共有ファイルはPCの容量は使いますが、Google側の容量はオーナーにのみ計上されます。