福祉専門職のための完全導入マニュアル(記録テンプレート編)

記録テンプレート(oya-inai-keikaku-soudan)/ このページは同フォルダの Markdown 版から生成しています

記録テンプレート(oya-inai-keikaku-soudan)を「ゼロから導入し、毎日の相談支援で使いこなす」までを 1 冊にまとめた完全ガイドです。

最終更新: 2026-08-12 / β版


目次


このマニュアルの読み方

手順に自信がない方へ —— Claude に横についてもらえます

この仕組みはどうせ Claude を使います。その Claude に、導入作業そのものを手伝ってもらえます。導入のためだけに新しい道具を入れる必要はありません。

やることは2つだけです。

  1. Claude Desktop を入れる(→ 2-2
  2. filesystem の差込口をつなぐ(→ 4-2

これだけで、あとは Claude に「導入マニュアルの第 3 章を見ながら手伝ってください」とお願いできます。

Claude ができること ご自身の手が要ること
フォルダの中を見て、必要なファイルが揃っているか確かめる アプリのインストール(管理者パスワードの入力)
CLAUDE.md をあなたの環境に合わせて書き換える ライセンスの同意ボタンを押す
エラーの文字を読んで、何が起きているか日本語で説明する ボタンを押す・文字を貼る
次に何をすればよいかを、いまの状態に合わせて案内する 最後の確認と判断

なぜ全部を任せられないのか。アプリの導入には、パソコンの管理者パスワードの入力と、ライセンスへの同意が含まれます。この2つは、AI が代わりにやってはいけない操作です。ここだけは必ずご自身で。


全体の道のり

いまどこにいるかを見失ったときは、ここに戻ってください。

【初回だけ】
  第2章  準備を確かめる(Obsidian・Claude の契約)
    ↓
  第3章  Vault を置く(+公開への道を断つ)
    ↓
  第4章  受付箱を作り、Claude につなぐ    ← ここがやま場。Claude に手伝ってもらえます
    ↓
  第5章  動作確認(lint)と環境の調整
    ↓
【最初の一人】
  第6章  パイロット1名を、4点セットで登録する
    ↓
【毎日】
  第7章  受付箱に置く → 仕分けの宣言を見る → 訂正する

【困ったとき】
  第10章  トラブルシューティング(まず 10-0 を読んでください)

困ったときの入口は3つだけです。

状況 どこへ
エラーの文字が出た そのまま Claude に貼る(→ 10-0
lint が ERROR を出した 10-2
コミットが止まった 10-3

第 1 部 知る

第 1 章 このテンプレートでできること

1-1. これは何か

相談支援の記録を、Obsidian という無料アプリの上に置くための「型」の一式です。空のフォルダと、ページの雛形と、機械的な検査だけが入っています。

いちばんの狙いは、聞き取った内容を、担当者が仕分けずに済むようにすることです。面談メモの走り書きでも、事業所から届いた支援記録でも、清書せずにそのまま渡していただければ十分です。「これは禁忌か、引き金か」「どのページに書くか」を判断するのは Claude の仕事で、あなたの仕事ではありません。

1-2. 何が入っているか

中身 説明
raw/ の 8 つの棚 原本の置き場。提供主体別(本人・家族から/会議/事業所から など)。追記専用で、入れたら書き換えも削除もしません
wiki/ の 15 の型 person(本人)・plan(計画)・monitoring・meeting・trigger(引き金)・protocol(手順書)ほか。仮名で書きます
templates/ 各ページの雛形。書き出しに迷わないためのもの
記入例/ 架空の利用者を使った実例。実際の書きぶりを、始める前に見られます
同梱の知識ページ 21 件 全国共通の 10 制度と、福祉・医療の一般概念。最初から棚が埋まっている状態で届きます
scripts/okf_lint.py 型の検査。実名の混入や、日付・ID の欠落を機械的に見つけます
githooks/pre-commit 関所。危ないコミットを止めます
docs/支援の輪の確認事項.md 支援の輪の点検表(7 章 31 項目・印刷用つき)

1-3. データベースは不要です。ただし Claude は必要です

このテンプレートは、下位の「くらしサポート(データベース)」がなくても単体で使えます。Obsidian と、このテンプレートと、Claude だけで完結します。

一方で、Claude なしでは完結しません。資料の仕分けも、ページの起こし方も、引き出しも、Claude に日本語でお願いする設計だからです。Claude の有料プランが、実質的な導入要件になります。

なぜ無料プランではいけないのか。無料プランは、入力した内容がサービスの改善に用いられうるためです。利用者さんの情報を扱う用途では使えません。

1-4. 何が守られているか


第 2 章 導入前の準備と確認

2-1. パソコンの条件

項目 必要なもの
OS Mac(macOS 12 以降)/ Windows 10・11
空き容量 1 GB もあれば十分です
インターネット 導入時と、Claude を使うときに必要
Python python3(Mac は標準で入っています。Windows は 2-3 参照)

2-2. 用意するもの

用意するもの 内容
Obsidian 無料のメモアプリ。https://obsidian.md からインストールします
Claude の有料プラン https://claude.com で契約します
Claude Desktop Claude のパソコン用アプリ。https://claude.com/download から
Git(任意) 変更の履歴を残したい場合のみ。ZIP でのダウンロードでも使えます

2-3. Windows の方への補足

python3 が入っていない場合は、Microsoft Store から「Python 3」を入れてください。入っているかどうかは、PowerShell で次を打てば分かります。

python3 --version

バージョンの数字が出れば大丈夫です。「見つかりません」と出たら、上のとおり入れてください。

2-4. 導入前チェックリスト


第 2 部 導入する

第 3 章 Obsidian と Vault を用意する

🤝 この章から先は、Claude に横についてもらいながら進められます。先に Claude Desktop と filesystem の差込口を済ませて(→ 4-2)、この章に戻ってきても構いません。順番はどちらでも大丈夫です。

3-1. テンプレートを手に入れる

方法 A(おすすめ・Git を使う場合)

git clone https://github.com/kazumasakawahara/oya-inai-keikaku-soudan.git ~/Obsidian/oya-inai-keikaku-soudan

方法 B(ZIP でダウンロード)

GitHub のページ右上の緑のボタンから「Download ZIP」を選び、展開して、~/Obsidian/ の下に置きます。

ZIP の場合、実行の許可が落ちていることがあります。そのままだと関所(後述)が黙って効かなくなるので、次を一度だけ実行してください。

bash cd <あなたのVault> && chmod 755 githooks/pre-commit scripts/*.py scripts/*.sh

3-2. Obsidian で開く

Obsidian を起動し、「フォルダを Vault として開く」を選んで、いま置いたフォルダを指定します。左側にフォルダの一覧が出れば成功です。

なぜ必要? — Obsidian は、フォルダをそのまま「ノートの入れ物」として扱うアプリです。特別な保存形式はありません。中身はただのテキストファイルなので、将来 Obsidian をやめても記録は残ります。

3-3. 公開への道を断つ(最重要)

実データの運用を始める前に、必ず行ってください。

cd <あなたのVault>
git remote remove origin

または、GitHub 上で private リポジトリに切り替えます。

なぜ必要? — このテンプレートは公開リポジトリから配られます。そのまま使い続けると、あなたの利用者さんの記録を公開先へ送る経路が残ったままになります。.gitignoreraw/ を除外してはいますが、それだけに頼らず、経路そのものを断ちます。

関所が見張ります。githooks/pre-commit の関所 2 が、これを機械的に検査します。公開先が設定されていて、かつ個人に紐づくページ(persons / plans / monitorings / meetings / trials / protocols / triggers / ecomaps / sensitive)がある状態でのコミットは止まります。テンプレートを取ってきただけの段階(個人のページが 0 件)では止まりません。

3-4. 関所を有効にする

cd <あなたのVault>
git config core.hooksPath githooks

これで、コミットのたびに検査が走ります。


第 4 章 受付箱を作り、Claude につなぐ

4-1. 受付箱を作る

Vault のに、資料をいったん置くフォルダを 1 つ作ってください。

デスクトップ以外に作った場合は、デスクトップにショートカットを 1 つ置きます。日々さわるのはここだけです。

なぜ Vault の外に作るのか。

受け取った資料はまずここに置き、Claude が中身を仕分けて原本を raw/ の棚へ移します(コピーではなく移動なので、済めば受付箱は空に戻ります)。raw/ は追記専用で、入れたら書き換えも削除もできません。手前に一段あることで、置き間違いを記録される前に取り消せます。Obsidian を開いていなくても使える、という利点もあります。

受付箱を raw/ の下や Vault の中には作らないでください。8 つの棚と階層を混ぜると、「消せない場所」の境目が分からなくなります。

4-2. Claude に3つのフォルダを見せる

Claude Desktop とパソコンのフォルダをつなぐ仕組みを MCP(差込口) と呼びます。指定するのは次の 3 つです。

  1. この Vault(例: ~/Obsidian/oya-inai-keikaku-soudan
  2. スキルの置き場所(例: ~/.claude/skills
  3. 受付箱(例: ~/Desktop/受付箱

この設定は最初の 1 回きりです。手順の詳細は、配布物に同梱の MCP 設定ガイドに沿って進めてください。

設定の文字列は、Claude 自身に作ってもらえます。「filesystem の差込口を、この 3 つのフォルダで設定したいです」と頼めば、貼り付ける内容を出してくれます。ご自身の手が要るのは「押す・貼る・打つ」だけです。

いちばんつまずくのは「完全終了」です。設定はアプリを完全に終了して起動し直すまで反映されません。ウィンドウを閉じるだけでは終了していません(Mac は command + Q)。

4-3. つながったか確かめる

Claude Desktop に、こう聞いてみてください。

「Vault のフォルダの中身を見て、raw の下にいくつ棚があるか教えてください」

「8つ」と答えが返れば成功です。答えられない場合は 10-4 へ。


第 5 章 動作確認と環境の調整

5-1. lint(検査)を初めて動かす

cd <あなたのVault>
python3 scripts/okf_lint.py

「違反なし」と出れば、骨格は健全です。追加のインストールは要りません(Python 3 の標準機能だけで動きます)。

なぜ必要? — この検査は、実名の混入や、日付・ID の欠落を機械的に見つけます。人の注意力に頼らずに済ませるための仕掛けです。ERROR が出た状態ではコミットが通りません。

5-2. CLAUDE.md をあなたの環境に合わせる

CLAUDE.md は Claude への指示書です。作者の環境を前提にした節が含まれているので、あなたの環境に合わせて調整してください。

これは Claude に頼めます。「CLAUDE.md を私の環境に合わせて調整してください。Neo4j は使いません」のように伝えれば、一括で直してくれます。

調整するのは次の 4 か所です。

箇所 どうするか
§9 Neo4j 支援DBとの連携 使わなければ「該当なし」と明記
§10 既存スキルとの連携 あなたの環境にあるものだけ残す
§14 ファイル操作ツールの選択原則 あなたの AI 環境の流儀に置き換え
冒頭の Vault パス表記 あなたの Vault 名に置き換え

5-3. ここまでで出来たこと

全部に印がついたら、次は実際の記録に入ります。


第 3 部 使う

第 6 章 最初のインテーク

6-1. 書き始める前に、実例を1つ読む

記入例/語りの例/仕分け宣言.md に目を通してください。

一つの語りが、どのページに分かれていくのか。5 つの実例で示してあります。ここが分かれば、あとは同じ要領です。逆にここを飛ばすと、「自分で仕分けなければ」と思い込んだまま使うことになります。

6-2. パイロット 1 名から始める

いきなり全員を移そうとしないでください。まず 1 名、次の 4 点セットから始めることをおすすめします。

順番 何を どこへ
1 現行のサービス等利用計画 wiki/plans/
2 直近のモニタリング wiki/monitorings/
3 直近のサービス担当者会議 wiki/meetings/
4 本人のページ+禁忌・引き金を数件 wiki/persons/ wiki/triggers/

やり方は簡単です。上の資料を受付箱に置いて、Claude にこう伝えます。

「受付箱に入れた資料を取り込んでください」

Claude が中身を読み、どの棚に入れ、どのページを起こすかを先に宣言します。違っていればその場で訂正できます。

6-3. 既存の資料をまとめて持ち込む場合

過去の資料フォルダを丸ごと移す前に、重複を検査してください。同じ内容のフォルダが二重に存在していた、という事例が実際にあります。

find <移行元> -type f -exec shasum -a 256 {} \; | sort | uniq -c -w64 | awk '$1>1'

重複が出たら、どちらが正本かを決めてから移します。移行はコピーで行い、移行元は消さずに残してください。


第 7 章 毎日の使い方

7-1. 基本は3ステップだけ

① 受付箱に置く
     ↓
② 仕分けの宣言を見る(「これは禁忌として、これは引き金として扱います」)
     ↓
③ 違っていれば訂正する

それだけです。原本は自動で raw/ の棚へ移り、受付箱は空に戻ります。捨てる操作は要りません。

7-2. 書き分けの原則

何を どこへ
様式に書いたもの(計画・モニタリングの写し) raw/70_自分の作成物/
様式に書けなかった判断の過程 wiki/ の該当ページ
事業所・医療機関から届いた資料 raw/30_事業所から/ raw/50_医療から/
本人・家族から受け取ったもの raw/10_本人・家族から/

いちばん大事なのは 2 行目です。「なぜその判断に至ったか」は様式には収まりません。そこが、あとから読み返して効く部分です。

7-3. モニタリングの前後に開くもの

docs/支援の輪の確認事項.md を開いてください。7 章 31 項目の点検表です。面談の場での関わり方ではなく、本人が決めたことが成り立つだけの輪ができているかを見ます。

印刷して持ち込む場合は、同じフォルダの 支援の輪の確認事項_印刷用.html をブラウザで開いて印刷してください(A4・1 枚)。

全部に印がつくことは目的ではありません。空欄が見つかったときが、この表の役に立った時です。

7-4. 引き出す

Claude に日本語で聞くだけです。

「◯◯さんの、この 3 か月の変化を教えてください」 「◯◯さんの禁忌事項と、その根拠になった記録を出してください」 「次のモニタリングの下書きを、直近の記録から作ってください」


第 8 章 制度ウォッチ(任意)

制度改正を見張る仕組みが同梱されています。使わなくても記録の運用はできますので、余裕が出てからで構いません。

8-1. 地域枠を登録する

docs/watchlist.md の §2 が空欄になっています。あなたの自治体の障害福祉のページを登録してください。

これも Claude に頼めます。「◯◯市の障害福祉のページを watchlist に登録して」と伝えれば、検索してURLを確かめ、台帳に追記するところまでやってくれます。

手帳(療育手帳は自治体ごとの運用です)や医療費助成など、自治体差の大きい制度から優先して登録すると効きます。

8-2. 監視ツールを登録する

docs/watchlist.md §1 の冒頭にある手順に従ってください。

忘れやすい点が 1 つ。作成時は毎日実行でしか作れないため、作成後に月次へ変更してください。手順の中にも書いてあります。初回は基準を取るだけの実行で、差分の検知は 2 回目からです。

8-3. 改正を検知したら

機械は起票まで、判断と反映は人間です。取得した内容を raw/60_行政・制度/ に保存し、review を起票し、あなたが判断して該当ページを更新します(docs/watchlist.md §3)。


第 4 部 守る・直す

第 9 章 個人情報を守るための運用

9-1. 実名はどこにあるか

場所 実名 説明
raw/ あり 原本そのもの。ここだけです
wiki/ なし P_001 のような記号で書きます
受付箱 一時的にあり 棚へ移れば空になります

lint がこの境界を検査します。wiki/ に実名が混ざると ERROR になり、コミットが止まります。

9-2. 職員一人ひとりの約束

9-3. 外部に送られるもの

Claude に仕分けや照会をお願いすると、その内容は Anthropic のサーバーへ送られます。送られるのは、あなたが渡した資料と、Claude が読んだページです。

9-4. もし情報が漏れたら

まず経路を止める(公開先を外す、共有を解除する)。次に何が出たかを特定するraw/wiki/ のどちらか、どの範囲か)。そのうえで組織の規程に従って報告してください。raw/ は追記専用なので、何がいつ入ったかは追えます。


第 10 章 トラブルシューティング

10-0. まず Claude に聞いてみる

エラーの文字が出たら、意味を考える前に、そのまま Claude に貼り付けてください。英語でも、長くても、途中で切れていても構いません。

「このエラーが出ました。何が起きていて、次に何をすればよいか教えてください。 (ここにエラーの文字を貼る)」

filesystem の差込口がつながっていれば、Claude は実際のファイルを見て確かめられます。

症状 Claude に見てもらうもの 頼み方の例
lint が ERROR を出す 出力全体と、指摘されたページ 「この ERROR の意味と、直し方を教えてください」
コミットが止まる 関所の出力 「関所に止められました。何が引っかかっていますか」
ページの書き方が分からない templates/記入例/ 「記入例を見て、このページの書き方を教えてください」
何が原因か分からない このマニュアル自体 「導入マニュアルの第 10 章を見ながら、一緒に原因を探してください」

ただし、Claude が自分でコマンドを実行することはできません。読む・調べる・案内するまでです。実行するのはご自身です。これは制限ではなく、利用者さんの情報が入ったパソコンで、AI が勝手に操作をしないための設計です。

10-1. まず試すこと

Obsidian を閉じて開き直す。Claude Desktop を完全終了して起動し直す(Mac は command + Q)。多くの不調はこれで直ります。

10-2. lint が ERROR を出すとき

出力メッセージが対処を書いています。まずそこを読んでください。よくある原因は次の 3 つです。

原因 直し方
wiki/ に実名が入っている P_001 のような記号に置き換える。実名は raw/ にだけ置く
日付や person_id が抜けている ページ冒頭の項目を埋める(templates/ を見比べる)
型に無い項目が入っている templates/ の該当ファイルと突き合わせる

ERROR は機微情報が漏れる危険があるときに出ます。解消するまでコミットは通りません(fail-closed)。これは仕様です。

10-3. コミットが止まるとき(関所)

止まった理由 直し方
公開先が設定されたまま、個人のページがある git remote remove origin で経路を断つ(→ 3-3
lint が ERROR を出している 上の 10-2 を先に
関所が何も言わずに素通りする 実行の許可が落ちています。chmod 755 githooks/pre-commit scripts/*.py scripts/*.sh

3 行目に注意してください。関所が「効いていない」ことは、画面に出ません。ZIP でダウンロードした方は、3-1chmod を一度実行しておくのが安全です。

10-4. Claude がフォルダを見てくれないとき

  1. 完全終了していない — いちばん多い原因です。ウィンドウを閉じただけでは終了していません
  2. フォルダの指定が違う — パスに打ち間違いがないか、Claude に「いま見えているフォルダを教えてください」と聞く
  3. 受付箱を Vault の中に作ってしまった — 外に作り直してください(→ 4-1

10-5. それでも解決しないとき

docs/導入手順.md の「困ったとき」と、リポジトリの Issue をご覧ください。このテンプレートはβ版で、実務での使い心地は検証の途中です。違和感があれば Issue でお知らせいただけると助かります。


付録

付録 A フォルダの地図

あなたのVault/
├── raw/                   原本の置き場(実名あり・追記専用)
│   ├── 10_本人・家族から
│   ├── 20_会議
│   ├── 30_事業所から
│   ├── 40_後見・法律から
│   ├── 50_医療から
│   ├── 60_行政・制度
│   ├── 70_自分の作成物
│   └── 90_assets
├── wiki/                  仮名で書くページ(15 の型)
├── templates/             ページの雛形
├── 記入例/                架空の利用者による実例
├── docs/                  手順書・点検表・制度ウォッチ台帳
├── scripts/               lint など
├── githooks/              関所
├── index.md               全ページのカタログ
└── CLAUDE.md              Claude への指示書

デスクトップ/
└── 受付箱/                ← ここに置くだけ(Vault の外)

付録 B ページの型 一覧

何を書くか
person 本人のページ。人物の中心
plan サービス等利用計画
monitoring モニタリング
meeting サービス担当者会議など
trial 試したこと・その結果
trigger 引き金(何が起きると、どうなるか)
protocol 手順書(こうする、と決めたこと)
procedure 事務手続きの段取り
ecomap 支援の輪の図
sensitive 機微情報(性・触法・行動障害など)
review 再確認の記録
query 調べたいこと
entity 事業所・機関など
public-system 公的制度
concept 一般概念

付録 C 用語集

ことば 意味
Vault Obsidian が扱うフォルダ 1 つ分。ここでは記録の入れ物
受付箱 資料をいったん置く、Vault の外のフォルダ。原本の唯一の入口
MCP(差込口) Claude とパソコンのフォルダをつなぐ仕組み
lint 型の検査。実名の混入や項目の欠落を機械的に見つける
関所(pre-commit) 危ないコミットを止める仕掛け
追記専用 足すことはできるが、書き換えも削除もしない、という決まり
仮名化 実名を P_001 のような記号に置き換えること
仕分けの宣言 Claude が「これはこう扱います」と先に示すこと。違っていれば訂正できる

付録 D 関連ドキュメント

文書 内容
docs/導入手順.md 短い版(約 30 分)。手順だけを追いたい方へ
docs/支援の輪の確認事項.md 支援の輪の点検表(7 章 31 項目)
docs/watchlist.md 制度ウォッチの台帳
CLAUDE.md Claude への指示書。§2〜§3 に運用の中身
purpose.md この仕組みが何のためにあるか
schema.md ページの型の詳細
記入例/0_この記入例について.md 記入例の読み方

この版で確かめてあること・いないこと

仕組みは検証済み・実務適合は未検証です。現役の相談支援専門員のレビューを依頼しています。使ってみて違和感があれば、Issue でお知らせいただけると助かります。


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