指さしで、
気持ちを伝えるアプリ
スマホに並んだカードを指でさすだけ。「いま、どんな気持ち?」「どこがつらい?」——ことばにしにくい思いを、本人のペースで伝えられます。支援者・家族のためのご案内ページです。
「知らないから伝えられない」を、断ち切る
「つたえるカード」は、知的障がいのある方が、支援者や家族のスマホに並んだカードを 指さすことで、いまの気持ち・困りごと・体調、 そして通院での症状を伝えられる、シンプルなアプリです。
nest は、本人に代わって周囲が決めてしまうのではなく、本人が自分のことを自分で選び、 決められるように支える意思決定支援に取り組んできました。 その根っこにあるのは、「知らないから伝えられない」という負の連鎖を、私たちの側から 断ち切りたいという思いです。選ぶための手がかりが目の前にあれば、 「こうしたい」「これがつらい」を、本人が自分の指で示すことができます。 このアプリは、その小さな手がかりのひとつです。
- 一度ひらけば、電波がなくても使えます。 外出先や通院の待合室、電波の弱い場所でも大丈夫です。
- アカウントも、ログインも要りません。 メールアドレスや電話番号の登録は一切ありません。
- 入力したことは、その端末の中だけに残ります。 記録がインターネットのどこかに送られることはありません。
カードの中身や並びは、事業所やご家庭に合わせて自由に編集できます。よく使う言葉、 その人だけの言い回し、本人の顔になじんだ写真——使いながら、少しずつ育てていってください。
アプリをひらく
スマホのカメラでQRコードを読み取ってください
QRコードをスマホのカメラで読み取るか、このアドレスをブラウザに入力すると開きます。 いまご覧の端末(パソコンでもスマホでも)でそのまま試すこともできます。
https://www.nponest.com/apps/tsutaeru/
※ はじめて開くときだけ、電波のよい場所でひらいてください。一度ひらけば、 次からはオフラインでも使えます。
「ホーム画面に追加」しておくと便利です
ホーム画面にアイコンを置いておくと、毎回ブラウザで開かなくても、ふつうのアプリのように ワンタップで起動できます。全画面で表示され、動きも軽くなります。お使いの機種に合わせて、 次の手順を試してみてください。
※ 画面の言葉や並びは、機種やアプリのバージョンによって少し違うことがあります。 「共有」や「メニュー」から「ホーム画面に追加」を探す、と覚えておけば見つけやすいです。
支援者・ご家族へ、5つのお願い
安心して使っていただくために、運用のうえで気をつけたいことをまとめました。 どれも、本人の尊厳とプライバシーを守るための、大切な約束ごとです。
本人が写る写真は、同意を確かめてから
カードには写真も使えますが、本人が写った写真を登録するときは、 「これを使ってもいい?」と本人に確かめることを基本にしてください。 嫌がるそぶりがあれば、無理に使わず、絵や文字のカードで代えられます。 誰の写真かによっては、その人の同意も必要です。
記録は端末の中だけ。サーバーには送りません
入力した内容や写真は、そのスマホ・タブレットの中にだけ保存され、 インターネット上のサーバーに送られることはありません。だからこそ、 端末そのものの管理——画面ロックや、他の人に貸すときの配慮——が大切になります。
端末を替えると、データは引き継がれません
データが端末の中だけにあるということは、スマホを機種変更したり、 別の端末で開いたりすると、それまでの記録やカードの編集内容は引き継がれない、 ということでもあります。端末を替えるときは、新しい端末でまた設定し直してください。
「めじるし」に、本名は書かないでください
記録には、あとで見返すための「めじるし」を付けられます。ただし、ここに 利用者の本名を書くのは避けてください。イニシャルやニックネーム、席の番号など、 その場の人だけが分かる書き方にしておくと、万一画面を見られても本人が特定されません。
iPhone なら「アクセスガイド」との併用がおすすめ
このアプリには、本人が操作に集中できる「本人モード」があります。あわせて、 iPhone のアクセスガイド(ガイド付きアクセス)を使うと、 一つのアプリだけを表示したまま画面を固定でき、ホームボタンやサイドボタンの 誤操作で別の画面に移ってしまうことも防げます。 「設定 → アクセシビリティ → アクセスガイド」からオンにできます。
ほかの意思疎通アプリとの、すみ分け
絵カードや音声で意思を伝える支援は、AAC(補助・代替コミュニケーション)と呼ばれ、 DropTalk や えこみゅ のような、すぐれた既製アプリが すでにいくつもあります。日々の会話を幅広く支えたい場合は、そうしたアプリのほうが 向いていることも多く、「つたえるカード」はそれらを置きかえるものではありません。
このアプリが力を入れているのは、その場の選択、 「なぜ?」の理由さぐり、そして通院での症状の伝達という、 限られた場面です。事業所やご家庭ごとにカードをカスタムして、その人と場面に ぴったり合わせて使う——そんな、小さくて具体的な道具を目指しています。
使い方や導入のご相談は、お気軽に
「うちの利用者さんに合うかな?」「カードの作り方を知りたい」——どんなことでも、遠慮なくお問い合わせください。
093-582-7018 平日 9:00 〜 18:00 祝日も営業しています。